神経症性障害とは心因性の機能障害であり、ストレスが原因になり、様々な症状をあらわれます。
・恐怖
・不安
・パニック発作
・強迫観念
・抑うつ
・記憶の喪失
・別人格の形成
・攻撃性
・こだわりの強い考え(検査上で異常は認めないが「自分は病気だ」という事も含む)
・息切れ、動悸、吐き気、頭痛、腹痛、自律神経失調、等…何でも生じ得ます。
パニック障害、強迫症、社交不安障害、全般性不安障害、身体表現性障害(心気症)、解離性障害などが含まれてきます 原因となるストレスについては、分かるものもあれば、本人が意識していないものもあり、診察や心理カウンセリングの中で徐々に分かることもあります。
・パニック障害 パニック発作(動悸、呼吸困難、発汗、めまい、ふるえ、冷や汗、頻尿)を呈することが多く、「また発作が起こるのではないか」といった予期不安を伴うことがあります。
・社交不安障害 対人での不安、多人数の前で話す等、社会的・社交的状況の不安が主な症状です。
・全般性不安障害 状況に限定されず、全般的かつ持続的な不安が生じます。
・強迫症・強迫性障害 自分では不必要と分かっているが、ある思考・行為(例:怪我・事故が生じるかもという不安、何回もの手洗いやカギ施錠等の確認)をやめることができない強迫思考、強迫行為を認めます。また、恐怖症状による強迫性恐怖(例:不潔恐怖から人や物に触れない、何回も洗浄する等)が主な症状です。
疾患により異なりますが、まずは病気に対する理解・知識を持ってもらいます。そして、不安を軽減する薬や、不眠時は疲れを回復できるように睡眠剤の使用を検討します。
また、必要時にSSRI(うつ病で良く使用される薬)や抗精神薬を服用していただくこともあります。同時に日常生活での考え方や行動を助言・指導し(認知療法・行動療法)、心理検査で個々の特性や傾向を分析をしたり、必要時はカウンセリングの導入も行っています。
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