患者様が適切な治療を受け、ご家族と共に安心した生活が送れるよう一緒に考え関係機関との連携にも力を入れています。
入院及び外来共に相談員は担当制であり、個別的に一貫した相談をお受けさせて頂きます。ご本人の意思を最大限に尊重し取り組んでいます。
「お金が盗まれる」「誰かに見張られている」などの発言がみられ、ご家族が伊丹天神川病院に相談にこられました。その後患者様ご本人も受診していただき、治療の必要性があると判断され当院に入院となりました。入院中、精神療法や作業療法などの治療により、本人様が退院後就労を希望されるまで回復されました。繰り返しの面談を行い、精神障害者保健福祉手帳の取得や就労支援事業所の見学を支援しました。現在は退院され、就労支援事業所に通所しながら当院に通院されています。
★少しでも何か気になることがありましたら、ご家族様だけでもかまいませんのでご相談ください。
他院入院中に、「お金がない」「着るものがない」などの悲観的な発言が多くみられるようになりました。表情も暗く、不安感、意欲低下が出現したため、伊丹天神川病院に紹介され転院となりました。入院後病状は改善されたため、退院に向けて患者様とご家族と面談を実施しました。その後特別養護老人ホームへの入所調整を行い、退院後その施設へ入所されました。
★他院入院中の方で、精神的ケアが必要な患者様の転院相談も受け付けています。
伊丹天神川病院に長期間入院されていた患者様です。安定した状態が続いていたため、一人暮らしにむけて退院支援を開始しました。
具体的には
①作業療法の一環としての調理プログラム、買い物訓練等の実施
②服薬・金銭の自己管理
③地域移行支援や地域活動支援センター
などの福祉サービスの利用
などです。
自宅の契約はご家族と一緒に行い、新しい生活の準備は病院スタッフや地域の支援者、ピアサポーターと一緒に連携して行いました。これらのことが、患者様の不安解消にもつながりました。退院後は地域活動支援センターに通所しながら、伊丹天神川病院の訪問看護を利用し、定期的に受診していただいています。
★当院も含め精神科病院での長期入院が課題となっていますが、
可能な限り患者様の社会復帰を支援しています。
精神科治療を中断し、自宅に引きこもっている状態であったため、ご家族が保健所に相談されました。保健所より伊丹天神川病院に情報提供があり、家族面談と往診を行いました。
当初は患者様とのコミュニケーションが困難でしたが、ご家族のサポートと内服治療を継続することで、数か月後には患者様ご自身で当院に受診することができるようになりました。
★保健所などの各関係機関との連携を強化しています。
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